派遣、バイトで気を付ける言葉遣い

 派遣の仕事やアルバイトを始めると職場の先輩や取引先、お客さんなどに対しては普段以上に丁寧な言葉遣いを心掛けなければいけません。特にビジネスは大人の世界ですから、仕事以前に正しい言葉遣いができなければいけません。正しいと思っていても実は間違っていたり、若者言葉を使ってしまうことはすぐには改善できません。普段から意識することで徐々に正しい言葉遣いを覚えていきましょう。

 よく使う「了解です」という言葉も実はビジネスの場面では誤りです。この表現では敬意を表すことができていないので、
「かしこまりました」
「承知しました」
という言葉を使うようにしましょう。

 「すいません」も目上の方に使ってしまうと失礼な表現に当たります。口語ではなくきちんと
「すみません」
と使ったり、
「申し訳ございません」
という表現を使えるようにしましょう。また、何かを頼むときに使う「すみません…」という表現は
「恐れ入りますが…」とつかうのがビジネスでは通常です。

 「ご苦労様です」という表現も目上の方ではなく、目下の人間に対して使う表現です。正しくは
「お疲れ様です」
となります。使う機会が多い言葉だと思いますので気を付けましょう。

実は「なるほど」という表現も目上の人に使うものではありません。あまり失礼に聞こえないうえ、よく使う言葉でついつい相槌を打ちながら使いがちなので気を付けなければいけません。社会人の方でも間違って使っていしまっている方は多いです。もし相槌を打つときは「はい」というだけと覚えておけば大丈夫です。

 正しい言葉遣いは派遣はもちろん、アルバイトなどでも非常に大切な要素です。仕事をうまく円滑に進めていくためにも必要不可欠です。しかし、言葉遣いは普段から身についてしまっているもので、間違って覚えたものをすぐに直すということは難しいです。ここで紹介した以外にも間違えやすい敬語はたくさんあり、気づかないうちに使ってしまっているはずです。勉強したからと言ってすぐに正しい言葉遣いは身につくものではありませんが、普段から意識周りの会話などにも耳を向けて意識しながら聞くことで次第に身についていくものです。正しい言葉遣いを身に着けてどんな仕事場でも通用する大人になりましょう。