今人気の派遣のお仕事!メリットも多いが意外な落とし穴も…

現在、派遣として働いている人は120万人を超え、20代から派遣で働きはじめる人も増えてきました。実際に派遣で働くメリットは多く、人気の理由もうなずけます。しかし、注意しないと意外な落とし穴にハマってしまうことがあります。
今回はそんな派遣のお仕事のメリットと注意すべき問題点をご紹介したいと思います。

若者から支持される派遣の魅力

好きな条件で仕事を探せる
派遣では自分の働きたい業種や勤務地、勤務時間・日数、給料といった様々な条件をもとに自分に合った仕事を探すことができます。また、正社員として働くには敷居が高い企業にも派遣であれば比較的簡単に働けるのも魅力です。
いろんな仕事や職場に挑戦できる
派遣には半年や1年といった派遣期間というものがあり、自分に合わなければ別の仕事に進むことができるので、様々な職場や業種を経験できます。そのため、多くの経験を積み、スキルを磨きたい人やまだ自分に合った仕事を見つけられない人にはぴったりかもしれません。
正社員より収入が多い場合も…
派遣スタッフはある程度の能力を持っている即戦力として採用されるため、そもそもの評価や期待値がアルバイトよりも高く、時給も平均1500円ほどと高く設定されています。また、22時以降に残業すると25%割増の残業代も支給されるので、結果的に正社員よりも収入が多いことも少なくありません。
プライベートと両立しながら働ける
派遣スタッフは働く時間が契約で定められているので、残業などの希望時間外での勤務はほとんどありません。そのため、仕事終わりの時間や休日の趣味を充実させたい人や家族との時間を大切にしたい人など、プライベートと両立させながら働けることも魅力のようです。

注意したい派遣の落とし穴

このように派遣には様々なメリットがあり、多くの若者が派遣として働いています。しかし、派遣が魅力的なのは20代までです。派遣に甘えた状態で30代を迎えてしまうと厳しい現実が待ち受けています。
30代を超えた派遣スタッフの多くは次のような問題に直面しています。
・紹介される仕事数が激減
・自分の希望する仕事が見つけにくくなる
・紹介されても途中で不採用に
やはり、30代になってもスキルやキャリアを積んでいない人は派遣先企業にとってあまり好ましくありません。どうしても同じ条件で見ると圧倒的に若い20代のほうを採用する確率が高いと思います。その結果、1)仕事を選ぶ選択肢の激減、2)不採用の連続、3)職を求めて人気のない仕事へ…という悪循環に陥ってしまいます。この30代に入ってから急に陥る悪循環こそ、派遣最大の落とし穴です。
そんな悪循環を回避し、派遣で成功するためにはどうしたらいいのでしょうか?
まず、20代のうちに正社員を目指すことです。派遣として働けるのは20代までだと思いましょう。自分に向いている仕事・職場が見つかったら、そこで気に入られて正社員を目指すことが大切です。
そのために常にスキルを磨き、キャリアを積んでおきましょう。スキルを磨くことで、時給アップを狙うこともできます。
そして、重要なのが派遣会社と良い関係を築くことです。言いなりになるのではなく、うまくコミュニケーションを取りながら派遣会社を上手く使うことが派遣成功の近道です。