紹介予定派遣って?社員になれる?若年就業支援プログラム

紹介予定派遣とは、正社員を希望している人が派遣会社に企業を紹介してもらった後で、一定の期間を経てその会社に就職できるという制度です。一定の期間とは、3ヶ月~6ヶ月程度を指します。企業としては、採用が決まった後に仕事を辞められるのは困るので、一定期間派遣として働いてもらって、お互いの合意の上で採用を決めるというものです。「お試し期間」ということで、正社員で働きたい人にとっては良い制度と言えるでしょう。

正社員を希望している人は、紹介予定派遣に申し込むことで、アルバイトの生活を抜けることが可能になります。一般的に、アルバイトから正社員になるのは難しいです。紹介予定派遣というのは、正社員の見習いのようなものなので、アルバイトで入るよりは正社員になれる確率は高いでしょう。

その職種が未経験な人の場合、派遣として体験して入った方がいい場合があります。紹介予定派遣という制度は、未経験でその仕事をすることに不安がある人にとっても、便利な制度ということが言えます。

働きたい会社がある人は、紹介予定派遣という制度を利用すれば、希望の会社で働くきっかけになります。働きたい会社がこの制度を利用していないこともあるでしょうけど、似たような企業にチャレンジすることもできるのではないでしょうか。

若年就業支援プログラムというのは、若者(学生を除く)に対して行われる、紹介予定派遣制度を活用した制度です。人材不足の地方自治体では、大学を卒業しても就職できずにいる若者をなんとか就労させようとして、このような取り組みを行っています。

就業支援の内容ですが、正社員になりたいと考えてはいるものの具体的なスキルのない若者に対して、カウンセリングを行ったり、パソコンのスキルやビジネスマナーを教えるというような就業支援を行っています。

就業支援をどこに申し込めばいいかですが、地方自治体がそれぞれ行っていますから、市役所などのホームページをごらんになってみてください。募集している年齢や条件については、地方自治体ごとに異なっています。また、就職する本人だけでなく、保護者向けの「就活サポートセミナー」なども行っており、お子さんが就職できなくて困っているご家庭も対象としています。